エネルギー量削減の推移について
当社の過去5年間の原単位あたりのエネルギー排出量の推移は下記のグラフのとおりです。原単位は、電気使用量に大きな影響がある工場での出荷重量としています。2022年度から2023年度にかけては、コロナ過であり感染予防の換気のため、夏及び冬のエネルギー使用量が例年以上となったことが要因の一つと考えます。コロナ過が明けたころより全事業所の照明をLED電気に変える取り組みにより約1割の実電気使用量が削減されたことや、太陽光パネルの設置などを実施して、コロナ以前の水準よりさらにエネルギー使用量が少なく安定して削減できています。
グラフ:原単位(出荷重量)あたりの電気使用量削減(千トン出荷するのに係るエネルギー量)
①太陽光パネルの設置について
2011年に初めて千葉工場へ太陽光パネルを設置して以来、長らく事業所への設置を行っていませんでしたが、2022年には水戸営業所、2024年には千葉工場へ国からの補助金を利用して大規模な増設を実施しました。増設後においては、千葉工場の電気使用量の約11%、当社の全事業所電気使用量の対比でも約5%が削減されました。
写真:千葉工場の屋上(黒いパネルが太陽光パネル)
グラフ:太陽光発電量と全事業所の電気使用量における割合(2025年度は千葉工場へ増設した)
②ハイブリット車の導入に関して
日本政府は2035年までに新車販売を電動車100%とする目標を掲げており、ハイブリッド車(HEV)はその電動車の一翼を担っています。ハイブリッド車は、ガソリンエンジンとモーターを組み合わせた動力で走行し、燃費性能の高さや環境負荷の低減がメリットとして挙げられます。当社としましても社用車を、走行中の空気汚染がより少ないとされるハイブリッド車に順次入れ替えていく取り組みを進めています。環境負荷を低減するため、今後も効率の良いエネルギーの使用を推進していきます。
写真:当社の所長車として導入しているハイブリッドプロボックス
グラフ:ハイブリッド車の導入台数及び全営業車におけるハイブリッド車の割合
ハイブリッド車の保有台数61台となり当社の全車両に対する割合が約8%となりました。今後も、多様な車種がハイブリッド化されることが期待され、プロボックスの入替えも引き続き実施することやルートセールス用のキャラバンのハイブリッドへの入れ替えを計画的に進めていきます。